井上真行

INOUE MASAYUKI

*

黒田三郎

   

黒田三郎の詩を読んでいると安心する。主人公はいつも冴えない奴、どうしても叙情詩は書き手が近くに思えるから黒田三郎本人の立派な経歴と主人公の冴えなさを比べて違和感をよく覚えていた、この冴えない奴は誰なんだろうと、黒田さんの内部に住んでいるほんとの心の中の人だとは分かるんだけどそこに違和感を覚えていた、もっと冴えなくなりたい表れなのかとか色々考えて、結局建前は生きていく上で必要なんだということに落ちつく。その建前の黒田三郎とほんとの黒田三郎を勝手に想像して安心して信頼するんだろうな。作品は作品であって作者とは切り離すべきだと思ったりはするけど、やっぱり信頼したいよな。黒田三郎は信頼出来る、自分の中ではやっぱそれに尽きる。

 - 日記

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