地下鉄から
座りたい人で溢れる電車があって、
誰かが立ち上がると、すっと女性が座る、あまりにも澄ました顔で座るから、
スマートに座りすぎるから、背中に日本人特有のなんたらが見えたりしたから、
僕はジャンケンして座るのを決めないかと言ってみた、
言った瞬間に、自分の精神のここからは出てはいけない糸みたいなものが、
切れた気がした。崩壊ではない、飛び越えてしまった感覚だ、
人として、社会生活を営む上で、絶対に飛び越えたらいけない線を越えた気がした。
ジャンケンしませんか?と言った女性はキョトンとして僕を見ていた。
僕は急に怖くなって、ちょうど駅に着いたのですぐに降りることにした。
多分、あのまま僕が、椅子のジャンケンなんか言うと、
女性は立ち上がってどこかへいってしまって、
僕はその場に頭がおかしいやつだと、ちょっと悪者になるのが末路だったろう
誰かそこにいる人が共感して、、、みたいな続きは、物語にしかない。
物語ることでしか越えられない線がそこにある、
現実では越えたくても越えれないちょっとした夢を乗せたて
関連記事
-
-
気合い入っとる日々
知らないことが多過ぎるあらゆる文章を渡り歩いては単語につまずてやっぱり今日だって …
-
-
1月5日
言ったらダメなことはあるかもしれない場面によって、禁忌があるんだろうがそんなもん …
-
-
ひっそり完成
映画、ようやく完成しました本当に関わって頂いた皆様のおかげです。だから完成しまし …
-
-
オーベルマン
セナンクールのオーベルマンを図書館でやっと借りた。雨は自分の気を殺ぐが、たとえ太 …
-
-
矛盾の言葉
また明日と人前で捨てて帰ったつもりが、心で残っている、明日ってこんな遠かった?音 …
-
-
スターなんとか町
そういうスターなんとか町がどっかにあって、その名前だけで、目的も何もなくその名前 …
-
-
竜涎香
竜涎香は、マッコウクジラの排泄物で大変貴重で数百万のお宝。海辺を歩いていると偶然 …
-
-
2015年10月28日
昔から推理小説と名のつくものは嫌いだっただから全然読まなかった、読書感想文も、途 …
-
-
黒田三郎
黒田三郎の詩を読んでいると安心する。主人公はいつも冴えない奴、どうしても叙情詩は …
-
-
ピンチはチャンス
なんて上滑りの嫌いな言葉なのに、なんて大好きな言葉なんだろうなんて書くと安っぽく …
- PREV
- クランクアップ
- NEXT
- 2015年10月15日
