井上真行

INOUE MASAYUKI

*

見たこともないセントエルモの火

   

原子爆弾を投下された日
病に苦しむ人は
どんな顔で病に苦しめば良かったか

大震災の日に
病に苦しむ人は
どんな顔で病に苦しめば良かったか

あるいは戦地で
わしはあの人らに比べりゃあ
と言って謙虚に死んでいくかもしれない

自分の苦しみが小さくなることを実感する瞬間に
どんなノスタルジィがあるのだろうか
僕はまた今日も死んでいく誰かを実感出来ないでいる

 - 日記

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